毎年1回行われているという青葉台エリアの介護施設での防災訓練ですが、
2018年はデイサービス絆home横浜青葉で開催していただきました。
青葉台地区社協、青葉消防団、青葉区役所、青葉台地域ケアプラザ、
地域の方々にご協力いただきまして、「いざ」という時のとっさの行動、
搬送方法、避難誘導、一時避難場所などご指導いただきながら、スタッフ、
利用者さんも実際に行動させていただきました。 
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まずは、この場所にデイサービス絆home横浜青葉があることを多くの
方に知っていただけたことが、「いざ」という時に大変助かると感謝しています。
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全国で地震、台風、土砂災害、洪水と自然の恐ろしさを日に日に感じて
いましたので、青葉消防団の方から「グラッと来たらまずやること」として、
1.身の安全を確保すること。
2.机など頭を守れるところに身を隠す。
3.体が不自由でかがんだりできない場合は、手で頭を覆う。
4.布団や毛布などで頭を守る。
5.できればガラスなどの飛散物を踏んで足を怪我しないよう靴を履く。
などについて教えていただきました。
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続いて、搬送方法について・・・
おんぶする時に滑り落ちないよう腕をクロスする方法を教えていただきました。
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次に、椅子や車椅子に座ったまま搬送する方法・・・
こちらもお互いに腕をクロスすると座っている人が前に滑り落ちないことを教わりました。
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二人がかりで抱える時は下になる腕を手のひらで繋ぐのではなく、
二の腕をしっかりと握りあうことが大切であると教えていただきました。
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デイサービス絆home横浜青葉の場合は、広い庭があるため一時避難場所は
庭で問題ないということで、皆さんと庭に一時避難を行ったのですが、普通
の民家を改装している事業所の為、玄関に多くの人が殺到すると避難に時間
がかかることが分かりました。
いざという時は部屋で靴を履き、窓からも非難すると良いと教えていただい
たのですが、窓の鍵が2重ロックになっており、扱いが難しいことも判明。
スタッフも利用者さんも何度も練習が必要です。
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あると便利というこのマットは、軽くて持ち運びもしやすい上に、階段を引き
ずって搬送しても搬送されている人の背中は全く痛くないという者でした。
 
避難する前にできればブレーカーを落として欲しいと教えていただきました。
理由は停電後に電力が復旧した際の通電火災があるとのことです。最近のニュー
スでよく耳にする通電火災。2次災害を防ぐことも大切だと肝に銘じます。
 
頭では分かっていても、東日本大震災の揺れを受けた時、まず体が硬直しパニッ
クになったことを覚えています。
震度7という揺れは経験がありません。また、小さなデイサービスなのでスタッフ
の人数も限られた中で自分と仲間と利用者さん全員の安全確保を行わなければなり
ません。そういう意味では今回の実際の避難誘導体験は貴重な経験となりました。
今後も、定期的に訓練を重ねていざという時に安全を確保できるよう努めていきた
いと思います。
お忙しい中、ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
もし、いざという時にはご協力いただくことになると思います。その際は、何卒ご
自身及びご家族の安全を確保したのち、助けていただければ幸いです。また奇跡的
にデイサービス絆home横浜青葉の損傷が少ない場合は、カセットガスコンロ等常備
しておりますので、炊き出しなど行い地域に貢献できたらと考えていますので、今後
とも何卒宜しくお願い申し上げます。
 
デイサービス絆home横浜青葉 代表
株式会社ネクストバリュー 代表取締役
石川和秀